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2人だけ、ヒミツの残業
第4章 第4章 受付嬢・優花 【前編】

「あぁ、それでね、この物部出版の中本さんっていう人が居るんだけど」
「中本さん? あぁ、はいはい。あれですよね、黒縁眼鏡で、ちょっとオタクっぽいって言うか……」
「そうそう。その中本さんね、うちではないんだけど、他の取引先の受付嬢との間にちょっとトラブルがあったらしくてね」
「トラブルですか?」
「うん、そうなんだよ」
俺の話の続きが気になったのか、優花は首を傾げるようにすると、椅子をゆっくりと動かしてさらに俺のデスクのほうに少し近づいた。
「中本さん? あぁ、はいはい。あれですよね、黒縁眼鏡で、ちょっとオタクっぽいって言うか……」
「そうそう。その中本さんね、うちではないんだけど、他の取引先の受付嬢との間にちょっとトラブルがあったらしくてね」
「トラブルですか?」
「うん、そうなんだよ」
俺の話の続きが気になったのか、優花は首を傾げるようにすると、椅子をゆっくりと動かしてさらに俺のデスクのほうに少し近づいた。

