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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第14章 気持ちのすれ違い

「あぁっ…。」
海音の吐息が耳にかかり、私の体もビクンと反応する。
「あん、んっ…かいとー、もうダメ…気持ちいい…。」
「あぁ、俺もそろそろダメ。なぎさっ、イクよっ…。」
「うん…。」
海音の声を聞きながら、私は軽く意識を飛ばした。
お腹の上に吐き出された海音の白濁液。
温かい感覚がお腹の上に広がる。
ティッシュで海音が綺麗に拭き取ってくれるけど、なくなってしまうのも、何だか淋しく感じた。
「渚、大丈夫?」
海音が心配そうに、こちらを見る。
「うん、大丈夫。ごめんね、意識飛んじゃった…。」
「それだけ気持ち良かったって事でしょ?嬉しいよ。」
海音が腕枕をして頭を撫でてくれる。
「かいとー。」
海音の胸にゴロゴロと甘える。
「ん?どうした?」
「好きだよっ。」
海音の背中にギュッと腕を回す。
「どうしたの?大丈夫だよ。どこにも行かないし、渚の事好きだよっ。」
海音が心配そうに言う。
「ごめん、そんなんじゃないの。海音とこうしてるのが、幸せで嬉しいの。もしかしたら、もう会えないかと思ったから。」
「もう離さないから、ずっと一緒だよ。」
海音が更にギュッと抱きしめてくれる。
「ねぇ、渚?」
「んっ?」
「もう1回しよう。まだまだ渚が足りない…。」

