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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第16章 大阪旅行☆海音の関西弁
今日も仕事帰りのSUNで、海音と並んでお酒を飲んでいる。
相変わらず、お酒が入った海音はカラオケが止まらない。
ふと海音が、私にデンモクを渡しながら声を掛けてきた。
「そういえば、渚がよく歌う歌手の歌でさ、関西の恋人の歌あるやん。あれ聞きたいなぁ。」
「うん、いいよ。」
歌い終わると、海音がニコニコしながら私を見る。
「渚が、関西弁話したら、どんな感じになるんやろ?」
「イントネーション違うしね。関西弁好きだけど、喋れないよー。」
「渚、関西弁似合いそうだよねー。」
希も話に入ってきて言う。
「そうかな?関西弁聞くのは、すごく好きだけどねー。」
「海音は、むこう帰ったら、完全に関西弁に戻るの?」
「うん。こっちいる時は、混じってるだけやけど、むこうでは完全に戻るね。」
「海音の関西弁聞いてみたい。ていうか、大阪行きたい!」
私がワクワクしながら言うのを見て海音が
「夏休みにでも大阪行く?」
と私の顔を覗き込みながら言う。
「2日くらいしか休み取れないけど、それで良ければ。」
海音が続けて言った。
「え!ほんとにいいの?」
「うん。大阪でいい?」
「うんうん、大阪がいい!」