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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第7章 欲望のままに…

カイさんがより一層、激しく私の奥を突いてくる。

「かいと…っ、あぁっ…。」

「渚…あぁ…いくっ…。」

「私も…。」


はぁーっ。

大きな息を吐いて、カイさんが私の体の上に重なる。

「気持ち良かった。」

カイさんが耳元で呟く。

「私も。」

そう言ってカイさんの体を抱き締めて、フワフワな黒髪を撫でた。

しばらくそのままでいると、スーッ…スーッとした呼吸が聞こえる。

体を離してカイさんを見ると、寝ている…。


あれだけお酒を飲んで、酔っていたのだから無理もない。

むしろよく、最後まで出来たと思うくらいだ。

カイさんの横に体をずらして、カイさんの気持ち良さそうな寝顔を見ながら、夢の中にいるだろうカイさんに呟く。


「カイさん…好きです!」



さっきまでの甘い余韻にひたりながら、私もいつしか眠りについた。
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