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第5章 決断

山梔子（クチナシ）
　花言葉―とても幸せ、私は幸せ者です、優雅、洗練、歓びを運ぶ、清潔。



☆江戸切り子について
　江戸切り子は当時の薩摩切り子が厚い色ガラスを重ねた色被(いろき)せガラスを用いていたこと、ホイールを用いた深いカットと大胆な形であることとは大きな違いがある。
　なお江戸切り子は江戸末期、大伝馬町のビードロ屋加賀屋久兵衛（通称加賀久）が金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻で模様を施したのが始まりとされる。
　そのため、本作品の時代設定と江戸切り子発祥の時期にはずれがあることをご了承下さい。