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過去恋
第16章 支えてくれた言葉
「前を向いて進むんだよ。後ろ向いちゃダメ。友達としてだけど何かあったら言って」

「うん」

 そして電話を切った。

 涙が止まらなくて、どうしていいかわからず結局、悠希に頼ってしまう。

 悠希は心配してすぐに電話をかけてくれた。

「大丈夫か?」

 私は大智のことを話した。私は大泣きしたまま。

「とりあえず、泣きやみ。好きな子に泣かれるのは辛いから」

 少しして落ち着いて泣きやむ。

「ありがと」

「ええで、当たり前やろ?」

「そばにおってええん?」

「俺と一緒におり。今はそれでもええから」

 私は、ずるい……悠希に甘えてる。
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