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過去恋
第40章 はじめての喧嘩
それから毎日のように電話した。だけど、あたしは段々それが束縛に感じていった。その時、私には遠距離だけど付き合ってる人がいた。付き合ってると言っても会ったことはない。
ある日、私は始めたばかりのバイトで大きな失敗をした。誰とも話したくない。なのに凪は。
「今日は話したくない。嫌なことあった。というか、しばらく話せない」
そんな感じのメールを送った。なのに、しつこく電話してきて。仕方がないので電話に出た。
「もしもし」
「どういうこと?」
バイトのことを話した。要らないアドバイス。有り難迷惑とはこのことだ。
「凪とあたしは、合わないと思う」
「どういうこと?」
学校の課題や忙しさを言い訳にした。
「分かった。俺もゆらのこと考えてなかった。ごめん」
ダルい。あの頃のあたしは、心底そう思ったんだ。
ある日、私は始めたばかりのバイトで大きな失敗をした。誰とも話したくない。なのに凪は。
「今日は話したくない。嫌なことあった。というか、しばらく話せない」
そんな感じのメールを送った。なのに、しつこく電話してきて。仕方がないので電話に出た。
「もしもし」
「どういうこと?」
バイトのことを話した。要らないアドバイス。有り難迷惑とはこのことだ。
「凪とあたしは、合わないと思う」
「どういうこと?」
学校の課題や忙しさを言い訳にした。
「分かった。俺もゆらのこと考えてなかった。ごめん」
ダルい。あの頃のあたしは、心底そう思ったんだ。