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貴方にジャンキー
第19章 進路
俺が、宿題・復習・予習・・とやってる間。理子は後ろで漫画や雑誌読んでたり、リビングでテレビ見ていたり、と俺の前で勉強してる姿はない。

「理子は、家で何もせずによく解けるよなぁ。」

「私は特別なのよ♪」

「まぁ、平凡な脳ではないよね。」

「そうゆうこと♪1回読めば理解出来ちゃうし・・そうだ!徹の苦手分野の問題集作ってあげる♪」

「お・・おぉ。」


理子が家に来て2ヶ月。
すでに、俺の苦手分野をチェック出来たってことか。
しかも問題作りって・・・恐れ入ります。


「徹は数学は得意だけど、国語が苦手なんだよねー。文章問題とかすぐひっかかるの♪証明も苦手よね。あとはー・・・」


スラスラスラスラと白紙に問題を書いていく理子に呆気にとられていた。


「すげーなぁ・・」

「今日、美紅に頼まれて参考書探しに行ったって言ったじゃん。いっぱい問題見たからねー。本屋でも『これは、徹苦手そう~』とか思いながら見てたから♪」



それにしても・・俺の彼女って凄い。
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