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さくらホテル2012号室
第11章 月のない夜


潜水夫が海底の作業を終えて海面に戻る時には、減圧という作業が必要なのだという。水中と水上とで異なる気圧から身体を守るためにゆっくりと気密服の圧力を抜いてゆくのだという。


わたしがさくらホテルから東京に帰る特急電車での一時間と少しの時間は、わたしにとっての減圧作業だ。


あの海を望む岬のホテルでの、時を忘れた先生との時間。時を忘れ、我を忘れた時間から、ゆっくりと普段にわたしに戻るための圧力調整の時間だ。

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