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仮面男子は彼女を愛す
第7章 怜奈の記憶
「いや、小学生の時はお金もなかったし。まだ持ってなかったはずだけど……。なんで?」

「んー。さっき貯水槽の所で、真守があのマスクを持ってるのを見てハッキリと思い出したんだけど。私、小学生の時にあのマスクを見たと思うの、あの場所で」



怜奈は真剣な表情のまま、目を閉じて何かを思い出すように話した。

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