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仮面男子は彼女を愛す
第2章 命の恩人
それからしばらく、玲奈のほうから俺に話しかけてくる事はなかったので、電車に乗ってからは特に会話もなく、時間が淡々と過ぎていった。

電車の窓には、オフィスビルの窓の明かりや、ネオンの光が入り込んでくる。

俺は仕事の疲れから、しばらくそれをじっと見つめ、玲奈のほうはスマホの画面をずっと見つめているようだった。


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