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第11章 秘密の共有者

いい感じに力も抜け、黒野の舌を受け入れながらも声を我慢した。

「その癖は変わりませんね。俺言ったよ？声が聞きたいって…」
「ﾝﾝ…ｱｯ…」

手を口元から取り除き指を絡めながらも蕾近くには行くもののまだそこには行き着かなかった。ギリギリまで焦らそうと考えていた。

「ゆー…と……ぉ」
「なんでしょう？」
「…ここ……シて…」
「…まだですよ」

そういいながら蕾に触れそうになる愛良の手をとる。少しずつ愛良の声が甘い吐息混じりに変わってきたのを聞いて小さく笑い舌先を蕾に添えた。

「ｱｯﾝﾝ…」
「ﾁｭｸ…ﾁｭｸﾁｭｸ…」
「ﾝﾝ…ﾝｧｱ…ｧｯ…」