この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第22章 黒野の過去
「悠翔君、どこに行ってたのよ…」
「……」
「すみません…ありがとうございました…」
この日も公園で一夜を過ごそうとしていたとき、近所のお節介焼きのおばさんに保護された。
悠翔はどこに行くでもなく…ただこの家から出たかった。それだけなのに…
「また邪魔された…」
部屋にこもる悠翔は出来るだけ音を出さないように…息を潜めるように膝を抱えて過ごしていた。
コンコン
「悠翔…お母さん…入って良い?」
「……」
無言のままに悠翔は入ってくる母を迎えた。
「何でいつもいつもこうして困らせるの?昔はあんなにいい子だったのに…ねぇ悠翔…何で?」
「……」
「すみません…ありがとうございました…」
この日も公園で一夜を過ごそうとしていたとき、近所のお節介焼きのおばさんに保護された。
悠翔はどこに行くでもなく…ただこの家から出たかった。それだけなのに…
「また邪魔された…」
部屋にこもる悠翔は出来るだけ音を出さないように…息を潜めるように膝を抱えて過ごしていた。
コンコン
「悠翔…お母さん…入って良い?」
「……」
無言のままに悠翔は入ってくる母を迎えた。
「何でいつもいつもこうして困らせるの?昔はあんなにいい子だったのに…ねぇ悠翔…何で?」