この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第23章 心の向こう側
次の日、愛良は目覚めが遅かった。しかし黒野はいつも通りに仕事をこなす。まるで昨日のことはなかったかのように…新田や神山にとっても緊張していた朝だったがそんなことを微塵にも感じさせない程のいつもと幾分変わることのない朝だった。
「ゆーとぉ…おはよ」
「おはようございます。眠れましたか?」
「…ん……」
「やはり眠れませんでしたか…」
そうして頭を撫でて軽めの朝食にした。明日からは幼稚舎も始まる。その仕事も、支度さえも始まる。
「幼稚園…行きたくない…」
「お嬢様?」
「ゆーとの傍にいる…お約束したもん」
「それは違いますよ」
「でも!」
「聞いてください」
「ゆーとぉ…おはよ」
「おはようございます。眠れましたか?」
「…ん……」
「やはり眠れませんでしたか…」
そうして頭を撫でて軽めの朝食にした。明日からは幼稚舎も始まる。その仕事も、支度さえも始まる。
「幼稚園…行きたくない…」
「お嬢様?」
「ゆーとの傍にいる…お約束したもん」
「それは違いますよ」
「でも!」
「聞いてください」