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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第26章 ブランコの約束
園の中に入り、先生達ともいろいろと挨拶をしていた。

「じゃぁ愛良?先に式の会場に居るからね?」
「うん!わかった!」
「ではお嬢様…」
「ゆーと!」

そうして黒野を呼び止めた愛良。すっと躊躇うことなくしゃがんだ黒野に愛良は耳打ちした。

「じゃぁね!」

そうして教室に入っていく。そんな背中を見送った黒野は母に聞かれていた。

「何だって?」
「いえ…式終わったら公園行こうねって…」
「公園…ねぇ。」
「何でしょうね…この間から式の日に言いたいことがあるとは聞いているのですが…」
「だったら一旦帰ってからもう1度出る?」
「しかし奥様が…」
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