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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第4章 我が儘
少しずつ黒野の舌に合わせて動くようになってきた愛良。誘い方や悦ばせ方…少しずつ愛良も気付かない内に身についてきていた。

「お嬢様、そろそろお休みになられては。」
「…ゆーと…」
「その様なお顔をなさらないでください。」

そっと頭を撫でて笑いかけた黒野。ゆっくりと横たわらせて掛け布団をかけた。

「ゆーと…ゆっくり寝れるおまじないして?」
「おまじないでございますか?」
「ん…」
「はて…いかがなもので?」
「1回でいいの…」

そういうと顔を火照らせながら切り出した。

「名前で呼んで?」
「…ッ」
「だめ…?」
「お休み…愛良」

そっと囁き頭を撫でて部屋を出た。
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