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エブリデイ
第1章 ケンカして、その夜
扉を開けると、部屋の中は真っ暗だった。当然ではあるけど、もうスマホの灯りも消えてる。
「……」
僕の目は、まだ暗闇に慣れない。スゥスゥと微かに聞こえる寝息を頼りに、何とかベッドへと辿り着いた。
ケンカした後。正直、一緒のベッドで寝るのは気が進まないけれども。リビングのソファーで寝てしまうのも、それはそれでなんか癪に思える。
これは、僕のベッドでもあるし……。
心の中でそんな言い訳をしながら。結局僕は、彼女の隣りで寝ることにした。