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桜舞うあの日のままで
第3章 テスト結果
塾が終わると、いつも通り一緒に帰る二人。
すでに夜9時近いので、辺りは闇に包まれている。
暑くも寒くもない、過ごしやすい春の夜だ。
歩き始めてすぐ、悠は早速、嬉しそうにテストの話を切り出した。
「僅差だったけど、俺の勝ちだな! でも、風香もすごいな……。前回、確か220点台だっただろ。かなり頑張ったんだな! ここまで一気に点数が伸びるなんて」
「そ、それはまぁ……。私も頑張ったから。だけど、負けは負けだから、がっかり」
風香は偽らざる本心を、そのまま言葉にする。
すでに夜9時近いので、辺りは闇に包まれている。
暑くも寒くもない、過ごしやすい春の夜だ。
歩き始めてすぐ、悠は早速、嬉しそうにテストの話を切り出した。
「僅差だったけど、俺の勝ちだな! でも、風香もすごいな……。前回、確か220点台だっただろ。かなり頑張ったんだな! ここまで一気に点数が伸びるなんて」
「そ、それはまぁ……。私も頑張ったから。だけど、負けは負けだから、がっかり」
風香は偽らざる本心を、そのまま言葉にする。