この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜舞うあの日のままで
第15章 悠の帰郷
 すると、悠が突然語気を強めて言った。

「熱の影響が全くないっていうのなら、さっきの発言は取り消せよ。風香だって、K大に入りたがってたし、ものすごく頑張ってたんだぞ。『風香がこの街の大学を選んだ選択が間違い』みたいな、そんな言い方をするなよ」

「ごめん……そんなつもりじゃ……」

 素直に謝り、目を伏せる真奈美。

 悠は一転して穏やかな口調で、慰めるように言う。

「分かってもらえたなら、もういいよ。好きな子のことを悪く言われた気がして、俺も少し熱くなった。ごめん」

「悠は悪くないよ。……風香っていうんだね、その子」

「あ……。悪い、忘れてくれ」

 悠が風香の名前を出したのはわざとではなく、うっかり口走ったようだ。




/286ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ