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第4章 悠の部屋にて……

「ええっ？！」

　予想外の内容だったので、風香は素っ頓狂な声をあげた。

　このリアクションを予想していたのか、全く動じることもなく、悠は平然と続ける。

「できれば、服は全部脱いでもらって、すっぽんぽんがいいな！」

「そ、そんな……！」

　率直に言って、風香にとっては「絶対に嫌なこと」だった。

　顔をしかめながら、首を振る風香。

　いまだかつて一度も恋をしたことがない風香にとっては、「好きな人になら、裸を見られても平気」という意見すら、ピンと来ないほどだった。

　ましてや、悠に対して恋愛感情を全く抱いていないので、なおさらだ。

　悠が不満そうに言った。