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第4章 悠の部屋にて……

　悠は続いて、上着やシャツも脱ぎ去り、あっという間に全裸となった。

　慌てふためく風香の様子を見て、安心させるかのように落ち着いた声色で言う悠。

「風香だって興奮してるんだろ。最初は怖いかもしれないけど、ゆっくり優しくするから」

「で、でも……！　そんな……！」

「俺のこと、嫌いか？」

　やや寂しげな表情で尋ねる悠。

　意外に思った風香は、口調と態度を和らげた。

「嫌いなわけないでしょ。だけど……」

「嫌いじゃないのなら、頼む！　一生のお願いだから！」

　悠は目を閉じて両手を合わせると、頭を下げた。

　それでも、頼まれごとの内容が内容だけに、風香は即答できない。

　すると、悠はさらに畳み掛けた。