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桜舞うあの日のままで
第4章 悠の部屋にて……
悠はやや安堵の表情を見せて言った。
「嫌がられてなくて、ちょっと安心した。それじゃ、頼みごとはじっくり考えておいてくれ」
ここで言葉を切り、時計を見てから悠が続ける。
「風香はこの後、何か予定があるのか?」
「別に何もないよ」
「だったら、またカラオケでも行くか? ホントは、おばさんの帰りを待って、挨拶すべきなんだろうけど」
悠は、風香の母とも仲が良い。
風香が、悠の母と仲良しなのと同じように。
家が近いということもあって、お互いの両親は、悠と風香が生まれる前から、ごく頻繁に話をする間柄だった。
そのため、家族ぐるみで仲が良いのだ。
「嫌がられてなくて、ちょっと安心した。それじゃ、頼みごとはじっくり考えておいてくれ」
ここで言葉を切り、時計を見てから悠が続ける。
「風香はこの後、何か予定があるのか?」
「別に何もないよ」
「だったら、またカラオケでも行くか? ホントは、おばさんの帰りを待って、挨拶すべきなんだろうけど」
悠は、風香の母とも仲が良い。
風香が、悠の母と仲良しなのと同じように。
家が近いということもあって、お互いの両親は、悠と風香が生まれる前から、ごく頻繁に話をする間柄だった。
そのため、家族ぐるみで仲が良いのだ。