この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
桜舞うあの日のままで
第6章 慰めと励まし
そのまま時は容赦なく流れ、11月がやって来た。
悠は指定校推薦を狙っていたらしかったが、校内選定で落ちてしまい、一般入試で受験することとなったと聞いた風香。
しかし、「悠のことだから、一般入試でも大丈夫だろう」と思い、風香はあまり心配しなかった。
もちろん、心配しなかったのは悠の受験についてのみで、落ち込む悠を見るたびに、風香は出来る限りの励ましを口にしたが。
ところが、涼しい秋風が吹くある午後、久々に悠の部屋に呼ばれた風香は、耳を疑うような知らせを聞いた。
悠は指定校推薦を狙っていたらしかったが、校内選定で落ちてしまい、一般入試で受験することとなったと聞いた風香。
しかし、「悠のことだから、一般入試でも大丈夫だろう」と思い、風香はあまり心配しなかった。
もちろん、心配しなかったのは悠の受験についてのみで、落ち込む悠を見るたびに、風香は出来る限りの励ましを口にしたが。
ところが、涼しい秋風が吹くある午後、久々に悠の部屋に呼ばれた風香は、耳を疑うような知らせを聞いた。