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Self-pleasures
第4章 閨
ーーーリーン…リーン…リッ。
鈴虫が庭で囁いていたが、突然途絶えて、畳の擦れる音が聞こえた。京介さんが部屋に入ってきた。

「由梨?寝てしまいましたか?」

掛け布団の中の暖かな空気がふわりと顔へと流れ、京介さんは私の隣に潜り込む。

「いいえ。」

蕎麦枕が耳元でガサガサと緊張を煽る音をたてる。

…夜のお誘い。

逞しい腕で絡め捕られると京介さんのなすがままになるの。

「ねえ。良いだろう?」

京介さんの温かい体の熱がじんわりと背中から拡がり、私を包む。

…そんなこと聞かないで。

「はい。」

掠れた声で頷く。

「由梨を僕の腕の中で咲かせたい。」

浴衣の帯をシュルシュルと器用に解いてしまう。

…貴方は沢山の女性を抱いてきたの?

目に見えぬ女性達を思い嫉妬するの。同時に今は私のものだと幸福感や、優越感に浸る。

…妻の座はたったひとつだから。

「いつも愛されたいんです…京介さんに。」

節くれだった太い長い指で、私の小さな胸の先に触れる。

「こんなに立って硬くなってる。」

いやらしい言葉は私を熱くさせる。

「由梨の肌は吸い付くようだ。」

後ろから抱きしめられ、その手が胸からゆっくりと腹部へと移動しながら、おへそのそばまで来るといつも大きな手の平でその温かさを確かめる。

「もっと…触って下さい。」

時間を掛けて私の緊張を解いていく。生娘だった私をまるで豆腐を扱う様に優しく大切に愛でてくれた。そして私は女になったの。

「可愛らしい事をいうね。どこを触って欲しいんだい?」

京介さんは意地悪く笑い、恥ずかしくて言えないのに、私を焦らすの。

「どうして欲しいか言ってごらんよ。」

京介さんに向き直り、小さな声で言うの。

「あなたがいつも愛してくれる場所。」

京介さんは襟から手を入れて両手で開き肩を露出させ、熱い唇を押し付けた。

「ん…ん…ん。」

そして京介さんの舌は唇の隙間をこじ開け歯の上を滑りだす。そこでやっと口を開き私の舌を絡めた。










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