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第2章 閉ざされた門

呂律(ろれつ)の回らないその口でなおも語る



「んで、連絡先…いちお消してな…でもやっぱ
やりてんだよなぁ…また探してヨォ
やってー、へへ……」



情けない男ね………




「なんでそんなにしたがるの？」



ちょっと聞いてみた



「そりゃあ！！ 女の子は可愛いシィ、やると気持ちいいしい……うん……毎日暇でやる事ねぇしよ……
女ならだーれでも、いいんだよ…」

「うわぁ……」



私の嫌なタイプ…誰でもいい って…
まぁ、相手もいいならいいんだろうけど


「でもしつこいのはダメじゃない。あの女の子に悪い事してたって、自覚無いの？」

「……あの女ぁ、ヤルって話してたのに急に走りやがってヨォ」

「嫌がる事したんでしょ」

「してねぇよ…ファミレスで飯くっててちょっとイチャってたら…急にだよ、急に… ヒック」

「…………」



「ねぇ、あなたファミレスで何食べたの？」

「特に食っちゃいねぇーよ、酒飲んでたんだよ
1升くらいか…」


……


この人……

酔ってるだけかよ！！！！！！！