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訳あり探偵事務所『Grayer』
第2章 閉ざされた門

信号を渡り切ろうとした時だった
(やめて……助けて……!!!!)
微(かすか)に、微にそう聞こえた。
聞き間違い……?いや、でも確かに聞こえた
発声は小さいとはいえ、近くにいるはず…
「……どこ…?」
慎は眉を顰(しか)めた。
冷たい風に吹かれ揺れる髪、何色にも染まらない真っ黒な髪だ。 前髪は目にかからない程度で
毛先は薄くカットされており、
後ろ髪ともみあげは肩まで伸びている
潤んだピンク色の瞳で辺りを見回す。
歩道を渡りきり、家と家の間もしっかり見る、
すると…その間の10mほど先に2人の人影が見えた
家と家の間の幅は2mくらいだ
隅にタバコの吸い殻、
手前にはゴミ置場などが視界に入る
慎は2人の元へ走った
……助けなくちゃ……!
面接の時間まで、40分を切っていた
(やめて……助けて……!!!!)
微(かすか)に、微にそう聞こえた。
聞き間違い……?いや、でも確かに聞こえた
発声は小さいとはいえ、近くにいるはず…
「……どこ…?」
慎は眉を顰(しか)めた。
冷たい風に吹かれ揺れる髪、何色にも染まらない真っ黒な髪だ。 前髪は目にかからない程度で
毛先は薄くカットされており、
後ろ髪ともみあげは肩まで伸びている
潤んだピンク色の瞳で辺りを見回す。
歩道を渡りきり、家と家の間もしっかり見る、
すると…その間の10mほど先に2人の人影が見えた
家と家の間の幅は2mくらいだ
隅にタバコの吸い殻、
手前にはゴミ置場などが視界に入る
慎は2人の元へ走った
……助けなくちゃ……!
面接の時間まで、40分を切っていた

