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どうか、私を愛してください。
第7章 何度も、深く。。。
「誠一だと思えばいいから……」



どうやったらそんなセリフが言えるの?
自分の存在を否定していうなんて――



「できるわけ……ない。誠二さんは誠二さんだから――」



さらに溢れでてきた涙をそっと手で拭う代わりに口を近づけて吸ってくれた。
そのまま唇をそっと誠二さんと重ねる。
今までは貪るようなキスしかしてこなかったけど
今はまるで初めてキスをした時のような
唇に触れるのが恥ずかしくて、そして壊してしまいそうで怖くて――



まだ唇しか重ねていないのに
カラダが熱くなる。



誠二さんはじっくりと私の唇の感触を確かめるかのように
唇を重ねては離して……
でも少しづつ重ねる時間が長くなってくる。





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