この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
どうか、私を愛してください。
第13章 これはレイプだから……
「はぁっ…はぁ……っ」
「誠二…誠二!!」
「あ……円花…」
「うなされていたよ。大丈夫?」
「……大丈夫。」
「ねぇ、誠二。これで本当にいいの?」
「は?」
「昨日の美緒さんの涙といい、美緒さんを抱きしめた時の誠二の表情といい……」
「……正直10年経ったら美緒は幸せに兄さんと永一と暮らしていて、俺のことなんて忘れているかもってちょっと思ってた。」
「誠二……」
「だけどまさか俺のことをまだ思っているなんて……」
「それは誠二も一緒じゃない。」
年月が経てば薄れてしまうはずの過去
だけど俺たちにとっては年月が経てばたつほど
相手に対する思いが強くなるばかりだ。
「誠二…誠二!!」
「あ……円花…」
「うなされていたよ。大丈夫?」
「……大丈夫。」
「ねぇ、誠二。これで本当にいいの?」
「は?」
「昨日の美緒さんの涙といい、美緒さんを抱きしめた時の誠二の表情といい……」
「……正直10年経ったら美緒は幸せに兄さんと永一と暮らしていて、俺のことなんて忘れているかもってちょっと思ってた。」
「誠二……」
「だけどまさか俺のことをまだ思っているなんて……」
「それは誠二も一緒じゃない。」
年月が経てば薄れてしまうはずの過去
だけど俺たちにとっては年月が経てばたつほど
相手に対する思いが強くなるばかりだ。