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どうか、私を愛してください。
第14章 永一の夢
「叔父さんも同じこというんだね。」
「そうじゃない。お前自身が叶わないって思っているから人に夢を語るのもできないんだろ?夢を叶えるのはお前なのにお前が諦めてどうする?」
「……」
「永一、お前は夢を諦めるな。」
「うん…」
「俺はお前と、お前の夢を守るから。」
今思えばあの時誠二叔父さんに言われた言葉は不思議な言葉。
叔父とはいえ、僕と僕の夢を守るってどういう意味だったのか、
どういう思いで僕の隣に座って話してくれたのか・・・
肩が触れそうに触れないそんな距離で話していた僕たち。
叔父さんは本当は僕の肩を抱きたかったんだろうな・・・
俺が父親だって名乗りたかっただろうなって思う。
だけどそれをしなかったのは叔父さんの深い僕への“愛”
「そうじゃない。お前自身が叶わないって思っているから人に夢を語るのもできないんだろ?夢を叶えるのはお前なのにお前が諦めてどうする?」
「……」
「永一、お前は夢を諦めるな。」
「うん…」
「俺はお前と、お前の夢を守るから。」
今思えばあの時誠二叔父さんに言われた言葉は不思議な言葉。
叔父とはいえ、僕と僕の夢を守るってどういう意味だったのか、
どういう思いで僕の隣に座って話してくれたのか・・・
肩が触れそうに触れないそんな距離で話していた僕たち。
叔父さんは本当は僕の肩を抱きたかったんだろうな・・・
俺が父親だって名乗りたかっただろうなって思う。
だけどそれをしなかったのは叔父さんの深い僕への“愛”