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どうか、私を愛してください。
第22章 【円花ver.】大事な思い出
空港に着いたのはよかったけど
人が多すぎてどこに行けばいいのかわからない。
そもそも日本行きのカウンターがどこにあるのか、
そういえばチケットの買い方も知らない。
『エ、エクスキューズミー。』
小さい子供が一生懸命話しかけていると思ってくれたのか
夫婦が立ち止まってくれたが私の英語は通じなかった。
飛行機の時間が迫っているからと立ち止まってくれたが
どこかへ行ってしまった。
『う……うぇ……』
今頃になって自分がしたことの重大さがわかってくる。
どうやってここから家に帰ればいい?
帰りのバスはどこから乗ればいいの?
こんなにもたくさんの人がいるのに
誰にも自分の思いを伝えることができない。
人が多すぎてどこに行けばいいのかわからない。
そもそも日本行きのカウンターがどこにあるのか、
そういえばチケットの買い方も知らない。
『エ、エクスキューズミー。』
小さい子供が一生懸命話しかけていると思ってくれたのか
夫婦が立ち止まってくれたが私の英語は通じなかった。
飛行機の時間が迫っているからと立ち止まってくれたが
どこかへ行ってしまった。
『う……うぇ……』
今頃になって自分がしたことの重大さがわかってくる。
どうやってここから家に帰ればいい?
帰りのバスはどこから乗ればいいの?
こんなにもたくさんの人がいるのに
誰にも自分の思いを伝えることができない。