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どうか、私を愛してください。
第22章 【円花ver.】大事な思い出
「どうしたの?」
「え……日本語?」
泣いている私の手を握ってくれたのは、同い年ぐらいの男の子
ただ、目はブルーだったけど、日本語の発音とかは綺麗で違和感がない。
「迷子?」
「……家出して…でも帰りたくて…」
「帰り方わかんなくなったんだ……ママ!日本人の迷子!」
「あら……アナウンスかけてもらおうか?」
「違う。家出してきて帰り方わかんないって。」
「そう……住所言える?」
「はい……」
「じゃあ電話もできるかな?」
「……」
できるけど、きっと怒られる。
怖い……でも日本にも帰りたいけどおうちにも帰りたい。
「大丈夫。」
「え?」
男の子の目は大きいから
自分がどれだけ不安そうな顔をしているかが
瞳を通じて写っている。
「え……日本語?」
泣いている私の手を握ってくれたのは、同い年ぐらいの男の子
ただ、目はブルーだったけど、日本語の発音とかは綺麗で違和感がない。
「迷子?」
「……家出して…でも帰りたくて…」
「帰り方わかんなくなったんだ……ママ!日本人の迷子!」
「あら……アナウンスかけてもらおうか?」
「違う。家出してきて帰り方わかんないって。」
「そう……住所言える?」
「はい……」
「じゃあ電話もできるかな?」
「……」
できるけど、きっと怒られる。
怖い……でも日本にも帰りたいけどおうちにも帰りたい。
「大丈夫。」
「え?」
男の子の目は大きいから
自分がどれだけ不安そうな顔をしているかが
瞳を通じて写っている。