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どうか、私を愛してください。
第4章 優しくしないで……
「はぁっ…はぁ……」
ありがとうの一言が言えなくて
ただただ口移しをしたあとの顔をジッと見つめるしかなかった。
恥ずかしいのか少し照れていて頬が赤く
唇は艶々していて、口から少し水がはみ出ていて
色っぽい――
「これで大丈夫ですよ。ゆっくり寝てください。」
ひんやりした手が額に置かれて気持ちがいい。
太ももは柔らかくて包まれている感覚が
誰かに愛されているような感じで――
「誠二さん?どうしたんですか!?」
「?」
「熱で苦しんですね。」
そういって拭かれた初めて気づいた。
俺は涙を流していたんだって――
ありがとうの一言が言えなくて
ただただ口移しをしたあとの顔をジッと見つめるしかなかった。
恥ずかしいのか少し照れていて頬が赤く
唇は艶々していて、口から少し水がはみ出ていて
色っぽい――
「これで大丈夫ですよ。ゆっくり寝てください。」
ひんやりした手が額に置かれて気持ちがいい。
太ももは柔らかくて包まれている感覚が
誰かに愛されているような感じで――
「誠二さん?どうしたんですか!?」
「?」
「熱で苦しんですね。」
そういって拭かれた初めて気づいた。
俺は涙を流していたんだって――