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縄と蝋燭 ~法恵の不貞~
第3章 ■出会う
基本的にさくらであることで、話を広げるテクニックで言葉を返しているが、内心興味とドキドキ感もあって客の話よりも自分自身の気持ちを話していた。

客-  「そうなんだ」「でもね、今日は話を聞いてほしんだ」

法恵- 「そうだったね。」「ごめんなさい」
    「5年も続いたんでしょ」「何で別れたのですか?」
客-  「俺は36歳で家庭があるんだ」「妻はSMの嗜好はなくてね」

法恵- 「えええっ?」「浮気?ですか?」

客-  「そうなんだけど」「普通のSEXでは満足できないんだ」
    「だから、妻には内緒で別の女性を関係を持っていたんだ」

法恵- 「奥さんは大丈夫ですか?」

客-  「大丈夫、ばれないようにしている」

法恵- 「浮気の相手は会社の同僚?」

客-  「そうだった、今は会社は退職していて別の会社で仕事しているんだ」

法恵- 「じゃぁ、会社でもばれない関係が作れたんだ」

客-  「そうそう、そう思ってた」
    「新しい会社で仕事していてそこの同僚と結婚するんだって!」
    「だから、こういう関係は続けてられないって別れましょうって言われたんだ」


法恵- 「そうなんだ」「大丈夫よ」
    「それ位でわかれる女なら、そもそもダメじゃない?」

客-  「そうかもね」「でも本当に俺を愛していたと感じていた」
    「絶対的な主従関係を作れていたと思っていたんだ」
    「別れましょうって言われて、辛すぎるんだ」

法恵- 「すぐに、いい女性が現れるよ、大丈夫ですよ」

客-  「うーーん」「そう思いたいけど、ダメなんだ」
    「俺の思い入れが強いのかな?」「なんか立ち直れそうにもなくて」
    「こういう時って飲みに行ってふっ切れればいいんだろうけど」
    「俺って酒が一滴も飲めないんだ」
    「だから飲んで忘れようとしても飲めないから」
    「結局、誰かと話せればスッキリできるかなと思ってここに来たんだ」

法恵- 「そう」「私でよかったのかな?」

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