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此処までの徹底振り、久々に見ていてスカッとしました！
"ハッピーエンド"では無い終わり方に、とても賞賛したい気持ちでいっぱいです。

まさに達人の作品。読後感の悪さは折紙つき。しかし、その圧倒的な文章力のせいで次へ次へと読み進むしか無くなります。話の内容による絶望と、作者の筆力に屈する絶望が読者を苛みます。

女性作家にしては珍しく、ピカレスクなラストだね

SM、監禁、凌辱系の小説はあまり読んだことがないのですが、この小説は私が読んだ中で一番残虐性が強かったです。
女性達の人間としての尊厳を踏み躙り、僅かな希望の火種さえも消してしまう、生命ですら彼にとっては余興でしかない、絶対的存在の館の主、寿の言動、心理に震撼させられます。
各章での女性達の心理描写がとても巧みで、目を逸らしたくなるような描写がありながらも続きが気になり、どんどん頁を捲っていました。
ハッピーエンドは有り得ないんだろうなぁ、と悲観しながらも、最終章ではそれでもほんの砂粒にも満たない希望を抱き、見事に打ち砕いてくれました。
現実と思えない程凄惨でありながら、リアルに感じました。

なんとなくこの作品を読み始めたのがきっかけだったのですが、まさかここまでハマってしまうとは思ってもいませんでした(笑)

ここまでのめり込んでしまった理由としては、やはり各キャラクターの内面がキッチリと表現されていて、さらに読みやすく、「この娘はこの先どうなるのか」という気持ちについついなってしまいます。

その中で私は姫歌が気に入っていて、同じ立場でありながら他の奴隷達をペットにするというエピソードで、年下の姫歌に服従しなきゃいけない気分はどんなだろうと思うと興奮ものでしたｗ

最後まで楽しませて頂きました。
ありがとうございました。

とても面白かった！
奴隷、監禁というテーマが好きなので今までたくさん読みあさってきましたが、１番好きなお話です。
描写がリアルで少し気分が悪くなったりもしましたが、話がまとまっていて読みやすく思わず一気読みしちゃいました(笑)
終わり方も変にハッピーエンドとかじゃなくて良かったです。

余談ですが…どうしても寿様が嫌いになれませんでした。あんなに酷いことしてるのに…。むしろ好きですね(笑)


あ、外伝も今から読もうと思います(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))ﾜｸﾜｸ

救いはないだろうなと途中から察しましたが......正直読んでいる方も辛かったです。作者さんも相当辛かったと思われます。最初はどうしてこんなに酷い小説が書けるのかと思っていましたが、これぐらい監禁という絶望をリアルに書けるのは凄いと思うようになりました。小説だからこそここまで表現出来たのかもしれません。作者さんには新しい世界を見せてくださったことに感謝します。

最終章読みました。
泉が理佳の幻覚を見たり心の中で言い争いをする描写が良かったです。
この心理描写があるからこそ泉の精神が壊れ性に溺れるラストに繋がると思います。

今まで女性が傷ついたり殺されたりする悲惨な描写が多かったのでラストの泉の乱れぶりはハッピーエンドっぽく思えてしまいましたw
泉が父親相手に奉仕する展開を予想しましたが、父親の事がどうでも良くなってしまう方が自然な流れですね。
このような絶望的な状況では自我を無くし性行為に耽溺するしか救いは無いのかなと思ってしまいました。

興奮するというより重苦しい気分になってしまう小説でしたが面白かったです！
外伝もぜひ楽しみにしてます！

お疲れさまでした。
ほんの少し、『最後の最後で助かる』という結末も期待していましたが、やっぱりそうはならなかったですね。そして思っていた以上に、壮絶な結末でした。
今後は、番外編の寿目線でのお話を楽しみにしてます。ひとまず、本当にお疲れさまでした。m(__)m

最終章・・・(；´Д｀)



憎い、たまらん　m(。≧Д≦。)m




寿…………。