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契約的束縛・羞恥公開調教のpick upありがとうございます！

良く良く見れば、これを書いてから２年が経つんですね。月日って本当に早いと思います。
あの頃は阿鼻叫喚賛否両論色々ありましたが、今は良い思い出になりつつあります。←まだ続編は続いているってw

今回も言葉足らずな彩華に変わり、契約的からの１コマをどうぞ。


☆
「美波居るか？」
「はい、なんでしょうか櫻澤さん？」

定期連絡の帰り道、ふと気が向いて専門的書店に寄って帰って来た俺は、目的の物を渡す為に美波を呼んだ。

「まだ思案しているようだったからな、資料にこんなのはどうだ？」

渡したのは数冊の本、中身は……

「よくわかる緊縛術にＳＭ言葉責め入門、ＳＭプレイの種類と仕組み
……これって……」
「プレイスタイルを完全に確立出来ていないからな、良い参考になると思った」
「参考……ですか？」

パラパラと本を開いて確認している美波だが、何となく不服に見えるのは俺だけか？
書店で見た限りでは、基本的な事は掲載されていると思ったんだがな。

「参考になりますかこれ？」
「ならないと言うのか？」
「みんなをお手本にした方が早いと思いますけど」
「それも一理ある」

確かに俺達全員が調教師だ。
本で読み解くより実践形式にという、美波の考えが悪い訳ではない。
それに……随分と調教者だった意識が抜けて来た。やはり俺が見込んだ通り、美波は適応力が高い。

「お手本な、夜は手が空く。
……夜中中手本を見せてやるよ……どうだ美波？」
「さ、櫻澤さんっ！？」

俺なりの美波への誘惑。
その気は十分なんだ、美波を俺のベッドにお持ち帰りしても構わんだろうよ。
驚く美波の腰に手を回し、もう人押しすれば美波は間違いなく頷く。そう確信し、美波の耳元で次の言葉を発しようとしたその時……

「あー！主催帰って来てるじゃん！」
「本当ですね、それに美波も一緒ですから丁度良かったです」
「ああ、次の女の調教プランの話が出たので、主催と相談しようと思っていた」

ちっ、一番良い雰囲気だったというのに、コイツらめ。
何となく仁科が１枚噛んでいるように思うのは、俺の気のせいか？

「？？
それは何だ美波？」
「あ、プレイスタイルの参考にって、櫻澤さんから貰いました」
「緊縛術？俺が教えられるが？？」
「言葉は私が……」
「俺も、俺もー！」