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彩華 鞠さんの日記

小さくお礼&オマケ
[作成日] 2019-06-05 12:00:44

『禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸』6回目のpickupありがとうございます!

この間、同作外伝『73億分の奇跡』がupされたばかりだというのに、本当に皆さまの貴重な1ポチを、禁断背徳に押して下さり、感謝してもしきれない程です。

今回も少ないですが、お礼SSを気持ちを込めて。




「やっと着いたよー
うるわしのケーキバイキングちゃん」

あの終業式の後……いやいや、年度変わりして次の年になっちゃったけど、ぁたしは桜を連れて、ホテルのケーキバイキングに来たの。
……だって、桜との約束だったから。

「ねぇ美紀、どれを食べても良いんだよね?」
「バイキングだから当たり前でしょ、桜の好きなだけどうぞ」
「やったぁ!
片っ端から攻めてやるぅぅー」
「ぁはは……」

桜の甘い物好きは筋金入り。
絶対に、ぁたしじゃ真似出来ない量をペロっと食べちゃうんだよ。
そんな小さな体型の何処に、大量のケーキが入るのよ桜!?

「……で、美紀それだけ?」
「普通じゃん。
桜の方が普通じゃない」

ぁたしは、ケーキ4つと紅茶。
桜は、ケーキ12個とコーラ。
この違い、分かってくれる!?
間違いなく、ぁたしの方が普通感覚だからね!

「いいよーだ、ケーキさえ食べられれば。
じゃ、愛しきケーキよ、いざ勝負!」
「ぷっ……
どこで覚えたのよ、ぁたしは普通に頂きます」

やっぱりとは思うけど、言葉通りに桜はケーキに突撃。ぁたしはそれを見ながらケーキをパクリ。
ムリだよ、桜と同じペースで食べるなんて、絶対ムーリー。

「……ねぇ美紀」
「……え?」

ケーキに夢中だと思っていた桜が、手を止めてぁたしをジーっと見てるの。
ぁたし、何かしたかな?

「どうしたの桜」
「あのさ、美紀って今本当に幸せ?」
「……それ」

ぁたしは桜に全て話した。
話ちゃいけない事も含めて、嘘偽りなく。
だってもう桜に嘘を吐きたくなかったから。
それに後悔は無いよ。気分もスッキリした。
だから良いと思ってる、それに紀永もぁたしの意見に賛同してくれた。

「本当に幸せだよ。
誰が何を言っても、誰かに罵られても、ぁたしは今の幸せを手放しなくない」
「そっか……
美紀が幸せだったら、私は応援する」
「……うん」

ありがとう桜。
その言葉が一番嬉しいよ。

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