契約的束縛・誘惑なる秘密
3回目のpick upありがとうございます!
いや、長くなりましたね。
もう少し短くする予定でしたのに、そろそろ600頁も後半に差し掛かります。
そして話も後半戦。
もう誰が味方で、誰が敵なのやら解りにくい混戦状態。
此が片付いたら、一先ずの終息を迎える予定です。
何時も貴重な1ポチをありがとうございます。
今回もお礼超SSで、感謝の気持ちを伝えたいと思います。
◇◇
「なぁなぁ美波ぃー!」
「??
何ですか宮野さん?」
ショーの為に外出しようとしたら、戸口で宮野さんに呼び止められたんだけど、何かあったのかな。
「あのさぁ、俺今日休み」
「うん、知ってるよ」
「だからさ、遊べる場所教えて?」
「……へ!?」
えーと……。
遊べる場所って、遊べる場所って、普通の場所だよね?
その……女性を買うとか……あぁー! 絶対に違うとは思うけど、私が気になってしまうじゃない。
「あ、遊べる場所……ね。
どんな遊びがしたいの宮野さん?」
「んー、香港の遊びって分かんねぇ……。
なんつーか、俺くらいの歳が普通に遊べる場所?
それってなんだろう」
ああそうか、宮野さんは遊んだ事が無いんだよね。
屋敷に奉公してから、直ぐに調教師になってしまったから。
となると、一般的な話で良いのかな?
「ビクトリアパークとか、香港島でも屋台はあるよ。
ちょっと違うかもだけど、歌うとか、踊るとか、お酒を飲むとか、場所は沢山あると思う」
「えー!
それマジ普通じゃん!」
へ!?
や、やっぱりそっち系なの。
宮野さん、そういう場合に行きたいの??
「あー。
九龍だったら、女性が買える……と思う」
「!?
違う違う、俺が言いたいのは、日本みたいなゲーセンのような場所がないかなって……。
女は美波だけで良いもん俺」
「そ、そそそそう。
じゃあ、eスポーツでいい?」
あれ、私なんだかホッとしてる。
もし宮野さんが、女性を買いに行くと言っていたら、私はどうしてただろう。
……止めたよね、絶対に。
「おぉー、こんな感じ!
サンキュー美波」
「楽しんで来てね宮野さん」
手短にあった、eスポーツが出来る施設を教えたら、宮野さん飛んで行っちゃった。
……でも。
心のゆとりは大事だよ。
私も休日に遊びに行こう!
少しは非日常を忘れて、純粋に楽しんでみたくなった。
作者ページ
彩華 鞠さんの日記
小さくお礼&オマケ
[作成日] 2019-08-09 11:33:11