紀元前6世紀の道教、老子につながると言います。中国は、つい最近までは日本以上に性にタブーの多いお国柄でしたが、それは宋代(12世紀)に潔癖を旨とする朱子学が登場した影響が強いようです。
老子は『老子道徳経』と言う書物で、名器の女性器のことを『玄牝(げんびん)』と称し『天地の根元』はたまた『衆妙の門』(万人に悦ばれるもの)と絶賛しています。
また「男は女無かるべからず」「女は男なかるべからず」強いてこれを禁じてはならないと説いています。よりよいセックスを求めることは、「長生(ながいき)」にもよく、天下を平和にすることに繋がるとしたわけです。
『房中術』と称したセックスのテクニックは健康法へと形を変えて、日本でも広く伝わったようです。我が国では戦国武将の松永弾正が、自分の経験からセックスによる健康法を記したことで、名を残しています。
血の巡りなどとも関係しますが、いいセックスをすると、気持ちも安定したりしますよね。
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真刀月さんの日記
東洋最古のセックス指南書は…
[作成日] 2022-02-12 12:56:49