しかもお二人も。
三年ぶりにこのサイトへ復帰した甲斐がありました。
『マリアという女』の主人公の探偵"俺"が、一人称で名無しなのは、ダシール・ハメット作コンチネンタル・オプシリーズへのオマージュです。太った警部補も同様。
ネタ元のコンチネンタルオプの探偵は女っ気が無いので、そこまで真似たらつまらない。だから、レイモンド・チャンドラーが産んだ孤高の騎士フィリップ・マーロウをイメージして書きました。ストイックな彼は女性にモテるので。
『マリアという女』での"俺"は、探偵としての見せ場はありません。捜査もしていないし、探偵らしい活躍もしていない。なので、彼が依頼人の女性のために活躍する続編を書きました。他サイトで連載中です。マリアも故人として登場します。まあ、続編を書きたくなった一番の理由は"俺"が気に入ったからですが。
続編のヒロインの名前はカレン。フィリップ・マーロウがチェスが好きだったので、カレンはプロのチェスプレイヤーの設定にしました。太った警部補も活躍します。
『マリアという女』よりも、もっとハードボイルドな作品ですから、PVは…聞かないでください。
作者ページ
霧山純生さんの日記
女性のハードボイルドファンがいるなんて思っていなかった。
[作成日] 2023-07-29 20:02:17