女の身体であることの悦び
「いやっ!」
抗おうとしましたが、彼の唇がその声を塞ぐように
押し付けられました。
ブラウスの胸元から手の平が滑り込んできて、さらにブラの隙間を探しブラの内側の乳房を覆いました。
乳首が指の間に挟まれながら、乱暴に揉まれ、入り込んだ舌が私の舌を絡めました。
数秒の間でもその感触を味わってしまったのがいけなかったのでしょう。
どうして、女の身体って……。
もう、それだけで身体中から力が抜けていくような感覚に襲われました。
吐息混じりの声を漏れました。
それは、男に、私の女である身体が、男を受け入れること許してしまった証でした。
彼がスラックスと下着を一気に下ろすのが分かりました。
彼は私の手を掴むと、それに導きました。
あぁ、すごい……私が何もしていないのに、私への愛撫だけで、私の女を感じ、こんなに大きく、硬くしてるなんて。
私は私の女が命ずるまま、彼の前にひざまずき、その熱い彼のものを横から握りると、ゆっくりと、口に含んでしまったのです。
唇をつぼめ、大きな丸い先の下に舌を押し当て、顔をねじりながら顔を前後に動かしました。
彼が小さくうめきました。
私の頭を両手で掴み、髪を握りました。
口の中の彼が更に硬くなります。
「くうぅ……そのままだ……一度出すぞ……いいな!」
その反応が女として嬉しかった。
顔の動きを早め、握っていた手を前後に動かすと、分厚い皮だけがそのままで、その内側の硬い肉の前後し、私の喉を突きます。
「睾丸を揉め!」
言われるまま、彼の皮の袋を下から包み込むと揉み上げました
二つの玉がころころと手の中で逃げます。
「ああ、いいっ! 出すぞ! 全部飲むんだ!」
口の中の彼のものが徐々に硬くなっていきました。
揉んでいた皮の袋も徐々に硬くなり収縮していきます。
「出るっ! 出すぞ! いいか! いいかっ!」
彼のものがこれ以上ないほど硬くなり、次の瞬間、喉の奥に、びしっと当たるものがありました。
それは何度も続きました。
揉んでいた皮の袋はなくなり硬く根元にめり込み、なくなりました。
「あぁ……いい……いいぞ」
私の名を呼びながら、私の髪を掴んでいた指はいつしか、私の髪を撫でていました。
長く喉の奥に吐き出される、彼の熱い液を感じて、私は、えずき、涙をにじませながらも、女としての悦びを、感じていたのでした。
完
作者ページ
蒼井シリウスさんの日記
官能のある風景 その1
[作成日] 2023-11-05 21:32:36