音子ちゃんのお話が完結しました。
100も拍手をいただき、エモもたくさん頂戴しました。
私がこちらで書いた話の中では一番反響がありました。
ちょっと、夜話というか、戯言を書こうと思います。
実は、この音子の話、私自身、何度も涙しながら書いていました。
自分で書いた話で自分が感動して泣くとか、ちょっと引かれちゃうかもしれませんね。でも、そうでした。
世の中、機能を果たせないものはいらない、という雰囲気があるように思います。
市ノ瀬さんのように年をとった男性とか、
音子のように成果を出せない、子どもを埋めない女性とか。
でも、人ってそういうものでしょうか?
機能は代替が効きます。扇風機が壊れれば新しいものを買います。それは、同じ、もしくはそれ以上の機能を持つものと取替が効くからです。
でも、助けてもらった思い出や、温かい声をかけてもらった記憶
一緒に過ごした時間、同じ景色の中を歩いた刻は果たして交換可能でしょうか。
音子と市ノ瀬さんのお話のテーマはここにありました。
【役に立たないものは要らないのか?】
そうじゃない、と私が思いたいのでしょうね。
だから、きっと、書いてて涙が止まらなかったのだと思います。
このお話が、皆さんの心に素敵な夢を運ぶことができるなら、至上の喜びです。
おやすみなさい。
作者ページ
kalraさんの日記
音子夜話
[作成日] 2024-07-20 20:02:19