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　近年、自殺問題で、心理学者や精神科医が様々な活動を行っています。

　なぜ、「死にたいのか？」

　それがこの問題の中で多くキャッチコピーになっている気がしました。

　実際は、「生きる意味が見つからない」というのが、当事者の言葉でした。

　難しいですよね。
　その手の本も、私の就きたい職業で必要になってくるのですが、先日、「ハートnet」という、NHKの番組を２回分録画しておいたんです。
　知っていらっしゃる方もいるかもしれませんね。
　毎回テーマは違いますが、今回は、「自殺」についてでした。
　様々なゲストを招き、問題に取り組む形で番組が進行していきます。

　ゲストの１人は、芥川賞作家：「平野　啓一郎」さん。
　著：「空白を満たしなさい」本自体は、私自身まだ読めていないのですが、力説してくださった「分人」という概念が大変興味深かったです。
　人というのにはいくつも顔があって、それを１つ１つ「分人」という概念に分けて考える。
　そうすることで、その沢山の「分人」が集まって１つの僕、私になる。
　だからどれか１つの「分人」で「ダメだ！」と思っても、他の「分人」を見てあげれば踏みとどまれる。
　「全部の自分を全否定することないじゃないか」そういうことなんです。

　他のゲストさんともお話して、「講演会開いたけど意味なかったんじゃ･･」そうおっしゃっていましたが、それで助けられた人もいると思います。
　是非、読みます。
　読んだら、また違う考えも浮かんでくることが、正解なんじゃないかと。
　そう思い、今からワクワクしています。