私が最期に“彼”を見たのはルーマニアのさびれた寒村。
ある秘密を知った村人全員を抹殺するために送られた武装集団と闘い、死闘の末、村人を救った彼は、その後その村に残り、一人つるはしを握っていた。
彼はそこで、彼が人生で追い求めてやまなかった幻のヨーロッパ最古の文明“ドナウ文明”を見つけたのだった。
あれから20年の月日が過ぎた……。
本屋でこれを見つけたときは目を見張りました。
えー! あのマスターキートンのその後?!
えー! どうなったの?
あ、なんか表紙のキートン、頭白くなって、老眼鏡持ってる。
うー、ラップが掛かってて中覗けない……。
うー、知りたい。
遺跡発掘してるの?
それとも、大学の講師?
それとも、相も変わらず、ヨーロッパを駆け回って、危険な探偵の仕事してるの?
1分ほど、本を透かしてみてましたが、結局買いました(笑)
税別700円(高っ!)
でも、それほど私には思い入れの深い“作品”
作画は、今はもう大御所と呼ばれつつある『浦沢直樹』
(『YAWARA!』『20世紀少年』など)
原作は、今までは『勝鹿北星』だったが、今回は『長崎尚志』?!
そうか、勝鹿氏は大分前に亡くなったんだもんな……。
(でも、この原作については謎が多い)
さっそく読んでみました。
中身は、ひ・み・つ……。
でも、娘の百合子も成長しておりました。
父親の太平は、相変わらず、成長しておりませんでした(笑)
でも、私にとってマスターキートンが、マスターキートンである故は
ヨーロッパが舞台であること。
解かねばならない謎を、豊富な考古学と史実の知識で解明すること。
身に降りかかった危険を、元SAS(英軍特殊空挺部隊)だった知識と技術で乗り切るところ。
妻に逃げられ、高校生のひとり娘には頭が上がらず、お人好しで、ちょっとおちょこちょい。
でも、ひとたび危機に直面すると、精悍な顔つきになり、不屈の実行力を発揮する。
このギャップがいい。
一話読み切り、短編仕立てのストーリーも好きで、私、これ何度も分解、研究しました。
私の目標とするところですね。
読み終わって……。
結論、やはりマスターキートンは、マスターキートンでした(笑)
これ、まったく新しいストーリーで実写映画化してくれないかな……?
作者ページ
蒼井シリウスさんの日記
漫画レビュー『MASTER KEATON Reマスター』
[作成日] 2015-02-08 09:49:43
日記へのコメント
そうですか、『モンスター』も名作でしたね。
私は人生でここ最近が一番漫画を読んでいます(笑)
私は人生でここ最近が一番漫画を読んでいます(笑)
20世紀少年、キートン、モンスターにはまりました。中高は本漬けで、大学は漫画映画漬けです
マスターキートン知ってるのですか? それはすごい!
それならば、ぜひ、あの続きを読んでください。
ごめんなさい。ドラえもん、読まなかった子供だったので(笑)、詳しくはありません。
昔は藤子F氏と藤子A氏の合作の時代があったのではないでしょうか?
子供の頃、A氏の『魔太郎が来る』を友達の家で読んだ時は、あまりにもブラック、シュール過ぎて、今もトラウマになっています(笑)
それならば、ぜひ、あの続きを読んでください。
ごめんなさい。ドラえもん、読まなかった子供だったので(笑)、詳しくはありません。
昔は藤子F氏と藤子A氏の合作の時代があったのではないでしょうか?
子供の頃、A氏の『魔太郎が来る』を友達の家で読んだ時は、あまりにもブラック、シュール過ぎて、今もトラウマになっています(笑)