この日記の場で、しばらく雑文を書いていましたが、ある“お題”を1000文字以内で“読ませるように”書くというのは、意外と難しいものです。
長くなったり、短かったり、途中で何を言いたいのわからなくなったり……。
私、ネットで『エッセイの書き方』を探しましたが、驚くほど、見つかりませんでした(笑)
ですから試行錯誤しながら、自分なりに書き続けて、ある構造に沿って書いていけば、ある程度、読んでもらえるのでは、という考えに行き着きました。
まだ、完璧とは言えませんが、その一端を披露したいと思います。
何か、皆さんが自分の考えを書くときのお役に立てば幸いです。
日常の“おやっ”と思ったことへの思い、映画、漫画を見てのレビューは、広い意味で『エッセイ』であり、それは最終的には、あなたの『考え』を表現するもです。
その手順を、私の、映画『トランセンデス』のレビューを例にとって説明していきます。
まず、大雑把な構造は以下のようになります。
①見聞きしたこと
↓
②その客観的情報
↓
③その感想
↓
④そこから導き出される考え
まず①ですが、自分が“おやっ”と思ったことのエピソードを書きます。
これが、あなた独自の“テーマ”になります。
そのシーンを書くのがいいでしょう。
この場合映画ですから……。
※
瀕死のジョニー・デップの頭が剃られ、そこに何本もの電極とコードがつながれた。
そのコードの先にはスーパーコンピューターのコアに接続されている。
モニターを見ながら必死にキーボードを打つ、その妻。
妻は夫の頭脳をコンピューターに取り込もうとしていたのだった……。
※
はい! これが“掴み”ですね(笑)
書き出しはやっぱり、エピソードを臨場感を持って書いた方がいいです。
セリフで始まると、なおいいです。
映画レビューと聞くと、いきなり②の“情報”から書きたくなりますが、あまり上手い書き方ではありません。
この『トランセンデンス』という映画は、2014年、ジョニー・デップ主演で描かれた近未来のSFサスペンスです……。
と書くと、読み飛ばされます(笑)
ですので、書き出しで「ん、なんだ? なんだ?」と思ってもらうことを狙いましょう。
小説とおなじですね。
エッセイでも多くはその体験談から始まります。
つづく……。
作者ページ
蒼井シリウスさんの日記
エッセイ執筆方法論 前編
[作成日] 2015-02-13 17:38:25
日記へのコメント
えー、『掴み』の前編が終わり、このあと中編、後編と続き、ラストには驚くべき結末が……乞うご期待!
ウソです(笑)
ウソです(笑)
おおっ!!「掴み」って凄い!ほんとに掴まれる(笑!)
すっごくテンション上がります(≧ー≦)
すっごくテンション上がります(≧ー≦)