その人たちは基本的に、わからなかったことに直面すると「難しい」と反射的にだかなんだか知らないけど評価してしまうようです。
そんなことないよーとも思うんですけどね。
もしかしたら本当に難しかったのかもしれないけれど、単に相性が悪くてワカンネってのもあるだろうし、最初からわかんなくしてやろうと思って作ってあるものかもしれないし。
で、何故ワンセットになるのかと考察してみると、もしかしたら「作品とは理解できないといけないもの」という無意識があるのかなとも。
だから難しいとなる。確かに人柄的には真面目でいい人が多い。
でもそれだけに「わかんなかった!」という無責任な楽しみ方ができないのかもしれない。
もちろん、わかんないよりわかったほうが楽しめますけど。
何故、人はわかりたがるのか? それを追求して考えていくのも面白そうですね。
私もわかんないよりわかった方がいいので、わかんない作品は何度でも見ますけどね。それもまた楽しいと思うのですが、たいていは初見でわかんなかったら二度と見ようとはしないんだよな。
指輪物語なんかも、映画良かったから小説買ってみたけどウヘッ! 難しい!とかなってしまってホビット庄から出て行けない。てかビルボの誕生日すら始まらない。ずっとシャイア。ブリー? なにそれおいしいの? おいしいよ! お粥だよ! 踊る仔馬亭でいとしいしとを投げ込みたい。みたいな。
私はそーですね、わかんないことだらけだったんで20回以上読みましたけど。未だにわかんないですね。
さすがに三回目ぐらいからはいちおー最後まで読めるようになりました。
追補編まで楽しめたのは更に何回か読んだ後だったかな。
この場合は、わかるようになるまで読むではなく、わかんないのを楽しむと言うべきなのかな? ちょっとずつわかるようになる感覚を楽しむというのかな。なんでもいいですけど。
おかげで「瀬田訳ってやっぱ名訳だよね」とか通ぶったことをぬかして友達をムカつかせるぐらいのことはできるようになりました。ケケケのケ。(おい)
とにかく、わかんない作品ってのはそれだけでは世間的な評価は受けられず、それ以外の部分で見るべき所があって初めて、そのような作品でも商業的成功を勝ち取れるということだと思います。
ええと、なんの話をしていたんだっけ?
スクロール、スクロール。
(つづく)
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黒名ユウさんの日記
イマージュ ~ 貴女と同じぐらいに ~ あとがき3
[作成日] 2015-06-22 08:33:37