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緋月めるとさんの日記
*2000拍手御礼*[後]
[作成日] 2015-08-31 23:01:48
「あ……うそ……」
生クリームを被ったまま、姉貴はその足で電子レンジに向かい、うっすらと黒煙を上げる中身に絶句する。
あー……大体想像はついた。
「失敗……したのか?」
「……っ、ご、ごめん……せっかくのクリスマスイブなのに。やっぱり、私って不器用だよね……」
そう言って、あからさまに落ち込む姉貴。
「いいって。……ンなことより」
「? 蒼? あっ……」
そんな姉貴の正面に立ち、首筋をぺろりと舐め上げる。
「そのクリーム……綺麗にしないとな?」
「ちょっ……あ、蒼?!」
慌てる姉貴に構わず、胸元までのクリームを味わうように舌を丹念に肌へ這わせた。
「つうか、俺にとってはケーキなんかより、姉貴が何よりものご馳走だし」
「っ……もう、バカ」
悪態をつきながらも、顔を真っ赤にする姉貴の唇を塞ぐ。
その味は甘い甘い、生クリームの甘さと。
俺の大好きな姉貴自身の甘さだった。
‥END‥
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
……はい。という訳で。
季節外れのお話になっちゃいましたが、突発的にこんなん書いてみました(* ̄∇ ̄)ノ
読者様に楽しんで頂けたなら、幸いです♡
(そして連投失礼しました…!)