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永井 遥樹さんの日記
『よくある恋愛モノ』あらすじ
[作成日] 2016-06-10 09:50:47
とある私立の中高一貫校。
そこに通う高一生、風紀委員の川本美和は、幼なじみで不良の和泉凪に手を焼いていた。
そんな中、高校から転入してきた森継星来というお嬢様が自称凪の手下である塚田寅次郎に近づく。
同時に美和の周りで起こり始める不可解な出来事。
美和の評価が下がり出し、その火の粉が凪にまで飛んできた時、遂に寅次郎が一連の出来事の犯人を暴露する。
それは中学時代、不良に絡まれていたところを凪に助けてもらい、以来彼に恋心を抱いていた星来の仕業だった。
彼女は凪に会う為だけに転校してきたのだ。
しかし転入した先で親しそうに話す美和を見つけ、凪の彼女だと思い込む。
これが美和に対する嫌がらせの動機だった。
しかし美和は全てを知った上で星来を許し、さらには彼女の恋を応援するとまで言った。
が−−−
既にその頃凪の心には美和に対する恋心が芽生えだしていた。
周りのように自分に怯えることもなく普通に突っ掛かってくる。
そんなところに惹かれ、美和にアプローチをかけるも気が付かない美和。
痺れを切らした星来の告発により美和の知るところとなるが、彼女には自分の気持ちが分からなかった。
ある日、凪に恨みを持つ男達によって美和が連れ去られてしまう。
凪は必死で彼女を救出したが、深手を負って病院に運ばれてしまった。
そこまでして自分を守ってくれた彼に美和はようやくそのかえがえのなさに気が付き、二人は気持ちを通じ合わせたのだった−−−。
その後サッパリしたお嬢様はフランスへと旅立ち、彼女に淡い恋心を抱いていた寅次郎は留年した。