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永井 遥樹さんの日記
Character Profile No.1+
[作成日] 2016-07-18 17:37:47
『よくある恋愛モノ ~見えない心~』
川本 美和(カワモト ミワ)
凪もそうですが、彼女のなんと不器用なことか……!
不満や不安があるならはっきり言いなさい!
というか今までのあなたなら言えるはずでしょう!
と、言ってしまいそうですが、やはり好きだと認識すると相手を傷つけたくないという想いが先に立ってしまうものです。
彼は自分を受け入れてこんなにも大切にしてくれているのに、自分はなんて我が儘なんだろうって。
思ってしまいますよね……。
とはいえ彼女、この話の大半はその気持ちの原因すら忘れてますから。
いや、強く考えすぎたせいでその部分の記憶だけ欠落してしまったのか……。
それが何故に龍青と刷り変わるのかは……謎です。
でも少なくとも彼女にとっても浅からぬ縁のある人間ですよね。
別に凪が特別彼について何かを言ったわけではないけれど、凪と因縁のある野球部に中学時代から所属していたことは知っていたわけですから。
あ、野球部といえば。
美和のコーナーなのになんやねんな話ですが、克巳をもう少し物語に絡ませたかったなぁ……。
最後の方にもう一度凪に合わせて、彼の前後の気持ちの変化(野球部や過去への)を比較したかった……ですが、あまりはっきり描いてしまうのもどうかなぁと。
あとは作者の計画性のなさです、すみません……m(__)m
美和に焦点戻しますー。
龍青と付き合っている頃の彼女は楽しそうだったけれど……ぶっちゃけカリモノ感が否めませんでしたよね。
やはり何か足りないというか。
普段の彼女、あんなオールウェイズ優しくない(笑)
特に凪に対しては。
でもそれこそが彼女が本気で本音を曝け出しているという証拠です。
龍青が惹かれた理由でもあるわけですから、それがない彼女の様子に彼が不安を覚えるのも当然なんですよね。
一方で、付き合いの短い悠はまだそんなことには気がつきません。
彼らについてはまた後の"Character Profile"にて。
ともかくも凪にはっきりと想いを伝えることが出来たのですから、美和にはまた凪叱咤ポジションに戻って頂きましょう(笑)
いつかまた、何事にも臆さず立ち向かう彼女が見られますようーーー