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永井 遥樹さんの日記
Character Profile No.2+
[作成日] 2016-07-18 19:35:09
『よくある恋愛モノ ~見えない心~』
和泉 凪(イズミ ナギサ)
今までとは違い、彼には何も悪くないのにたっぷりと苦しんでもらいました(笑)
いや、何もっていうとちょっと違うかな。
努力せずに何でも出来てしまう、それを努力家の彼女に省みることなくひけらかしてしまった。
そこは彼にも非ありですね。
たださすがにちょっと可哀想だったかなー……。
悪気なく才能の差を見せつけてしまう彼だからこそ、美和の嫉妬心にも気づくことが出来なかった。
時折それらしいアピールもしていたんですけどね、美和は。
孤独の後に温もりを知った人間は強く、脆いです。
独りの痛みを知っているからこそ人を大切にし、また温もりを喪うのを恐れる。
美和を狂わせるほどの激しい愛情と悠に寄ってしまった心はそんなところからきています。
でもやっぱり美和は大切な人。
愛してほしいのはーーー
「美和一人で十分だったんだ。いや、美和がそうじゃないなら……誰にそうされても意味はない」
それに気付いただけでも悠と付き合った意味はあるのかもしれない……悠には可哀想ですが。
ところで、考えてみれば凪は大分"罪な男"です。
今まで一体何人のーーー特に女子がーーー彼の魅力に周りが見えなくなったことか(笑)
悠や星来はじめ、みんな本当は普通にいい子なのに(-_-;)
もうこれは誰のせいでもないよね。
狂わされたといえばもう一人、彼を忘れちゃいけませんよね。
詳しいことは次で書きますが、龍青の凪に対する気持ちは美和に近いような気がします。
嫉妬というか……うーん( ̄~ ̄;)
たださすがに、凪の最後の言葉は効きましたよね。
良心の呵責ってやつはああいうのに弱いんだよなぁ。
あの一言だけで凪の美和への愛が非常に際立ったと思います。
でもあまりにも辛すぎだよその身の退き方は(泣)
作者なのに何だって感じですが、よくまぁ留学なんてする気になりましたね。
せっかく美和が思い出してくれて、気持ちも再び通い合ったというのに。
永井ならもうずっと抱いていたいよ。
でも、そんなこと必要ないって思えたんでしょうね。
彼女と絶対の絆を感じることが出来たんでしょう。
これからもその絆が続いてゆくことを祈ってーーー