こんばんは、ききまろです。
いつも思っているんだけど、スターと呼ばれる人は本人が意識せずともお膳立てが整って、そしてそこで結果を残す。
野球のWBCでずっと調子のよくなかったイチロー選手が最後の最後に優勝を決定づけるヒットを放ったリ、最近で言えば怪我で苦しんでいた羽生結弦選手が、そんな中で金メダルを獲得したり。
舞台の上でお芝居をするとき「バミリ」と呼ばれる立ち位置を示すテープが足元に貼られています。
真っ暗な中、舞台の決められた位置に立ち、そこにスポットライトがピンポイントで当たる。
ある劇場の照明係のお爺さんは、立ち位置を間違えて別のバミリの上に立った女優さんに、それでもピンポイントで照明を当てたそうです。
なぜそんなことが出来たのか、そう聞かれてお爺さんはこう答えたそうです。
「スターさんてのは、ぼんやり光って見える。そこにライトを当てただけ。簡単だよ」
バミリは蓄光テープですることもあるので、もしかしたらそれを女優さんが踏んでバミリが見えなくなって、そこに立っていると思ったのかもしれないし、女優さんの衣装が光を蓄えるような素材だっただけかもしれない。
でも、ききまろはこの話が大好きです。
スターさんが光って見える、なんて、なんともそれっぽくていかがわしくて愉快な話です(笑)
先日お亡くなりになった大杉漣さん。
まさか最後の「ゴチ」で支払いをするとは…
最後に支払ってみんなにおいしいものを食べさせて去っていくなんて。
これもスターの去り際なのでしょうか。最後の最後までお見事でした。
そして最後まで素敵な笑顔でしたね。
今はまだ自分の去り際なんて想像も出来ないし、自分がスターになれるなんてこれっぽっちも思わないけど、それでも最後の瞬間は「気持ちのいい奴だった」と言ってもらいたいもんです。
なんて、今日は寝不足と疲れのせいか、とりとめもないことをとりとめもなく考え続けてしまいました。
さて、おいしいもの食べてたくさん寝て、明日も頑張ろー!
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ききまろさんの日記
スターという人
[作成日] 2018-02-22 21:16:28